ジェイウォーク（2003年生、母レディブーン）

ジェイウォーク（2003年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「交通規則を無視して歩く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したレディブーンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の若潮賞(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月26日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2006年）

2月4日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のマイネルリーデルに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したセトウチアポロンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月28日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のファイトザパワーを3/4馬身振り切って久々の一戦を物にした。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のキングルーキーを半馬身振り切って3勝目を手にした。

2月18日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

5歳（2008年）

2月23日、約11か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月3日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の川越特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月28日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた19戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6歳（2009年）

1月15日、中8週で迎えた20戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた21戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、豊岡市「城崎温泉」特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉「ゆぴか」特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた23戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、松浦川特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた24戦目は、九千部山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた25戦目は、阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。