イリスレーン（2020年生、母エレクトラレーン）

イリスレーン（2020年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の虹の女神+母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したエレクトラレーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の名古屋チャレンジカップオレンジ賞。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3月29日、中5週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマロンアイスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月22日、中2週で迎えた5戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

7月22日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの香嵐渓特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は永島まなみ騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2024年）

2月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

7月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

8月24日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの中郷特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月6日、中2週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着を確保した。

5歳（2025年）

1月25日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたミッキースピネル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4月20日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた21戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八雲特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、マルカオペラに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた22戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた23戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川奈穂騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、トレミニョンにクビ差交わされて2着となった。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川奈穂騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（9戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。