グラスサファイヤ（2014年生、母グランドサファイヤ）

グラスサファイヤ（2014年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したグランドサファイヤが15歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。2017年の桜花賞(牝S1)で2着に入った他、2017年のロジータ記念(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、モリナガファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西村専次によって270万円で落札された。

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2016年）

6月17日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は427kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボヌールに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月7日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の紅葉特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルーマネーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月2日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のひばり特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月29日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したスターインパルスを差し切れず、4馬身差の2着となった。

5月11日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ3（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた12戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で今野忠成騎手（11戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で今野忠成騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月30日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今野忠成騎手（13戦2勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2018年）

2月2日、中4週で迎えた15戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で今野忠成騎手（14戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2019年）

1月28日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、かながわグルメフェスタ2019in厚木杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で今野忠成騎手（15戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月5日、中9週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた17戦目は、未病いやしの里の駅「おんりーゆー」賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で今野忠成騎手（16戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた18戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で今野忠成騎手（17戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた19戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、桔梗特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。