ウインヴァカンス（2018年生、母フリーヴァケイション）

ウインヴァカンス（2018年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+長期休暇(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時11歳）と交配したフリーヴァケイションが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月31日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月20日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

8月15日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月5日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のトーホウロゼリアをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中6週で迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月8日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、テンカハルにクビ差交わされて2着となった。

4月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラスの燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小崎綾也騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能でひたむきに粘り続けて、最後は2着のフィレンツェに3馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月10日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

8月20日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

12月25日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小崎綾也騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、中1週で迎えた26戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田大和騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

2023年2月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。