オテンバムスメ（2021年生、母ミレフォリウム）

オテンバムスメ（2021年6月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お転婆娘」。毛色は鹿毛。種牡馬のセレスハント（当時16歳）と交配したミレフォリウムが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は株式会社サンデーヒルズ。主な勝ち鞍は2024年のジャノメギク特別(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月28日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2024年）

1月14日、中1週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレーヴドレフォンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったベルメサイアにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月11日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したマハナにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったグディンナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセージグリーンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林勝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた16戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林勝太騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた17戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ジャノメギク特別（門別ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアルモハメドをクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月29日、中3週で迎えた18戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたライルアケカイ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。