マルトヨイチバン（1990年生、母テイトーイチバン）

マルトヨイチバン（1990年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のキヤタオラ（当時16歳）と交配したテイトーイチバンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の一般C2ハ。

経歴

デビュー前

佐藤嘉秋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

6月26日、デビュー戦は橋口満朗騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋口満朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋口満朗騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋口満朗騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋口満朗騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋口満朗騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋口満朗騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋口満朗騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4歳（1994年）

2月9日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、大隅三喜男騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のロッキーハードに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月18日、連闘で迎えた11戦目は、川中子健二騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスルガブローニイから1馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルエランに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は川中子健二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2イ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2イ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2ニ C3イ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3ハ C4イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C3ハ C4イ（足利ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川中子健二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のドウカンツバサに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

6月28日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた20戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木泉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のファストグランデーをクビ差制して4勝目を掴み取った。

8月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。