キングスレイヤー（2019年生、母エンプレスラブ）

キングスレイヤー（2019年3月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最高の刺客」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時19歳）と交配したエンプレスラブが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。主な勝ち鞍は2022年の名古屋モーニングフィーバー45。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月9日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3歳（2022年）

7月30日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

2022年8月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月16日、中6週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー45（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベンテイガに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた5戦目は、馬場一喜3歳誕生記念（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユキアカリに1馬身半の差をつけて制した。

11月9日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、のんたんお誕生日おめでとう記念（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアストロパワーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2023年）

11月15日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のレガーメダモーレに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月6日、中2週で迎えた9戦目は、C3三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゴールデンオージャ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2024年）

3月5日、中9週で迎えた11戦目は、一般C3六（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のノットインザアイに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月14日、中5週で迎えた12戦目は、一般C3四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールデンベッセルを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月3日、中2週で迎えた13戦目は、おいでよ船橋の新スタンド（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたプレストオメガ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。