ハッピーマン（2022年生、母ベルミュール）

ハッピーマン（2022年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時12歳）と交配したベルミュールが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。2024年の全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に入った他、2024年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月15日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアメリカンビキニに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月21日、中7週で迎えた3戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコパノヴィンセントを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミリアッドラヴを3/4馬身捉え切れず2着となった。

3歳（2025年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳Jpn2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったマテンロウコマンドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月4日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた9戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月30日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、オータムリーフステークス(ジェンティルドンナ追悼競走)（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のビダーヤを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。