エーシンロレーン（2006年生、母エイシンレマーズ）

エーシンロレーン（2006年4月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のRahy（当時21歳）と交配したエイシンレマーズが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方9戦5勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

13歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。14歳のとき、栄進堂から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月18日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2009年）

3月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

4月30日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテンシノリーダーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカリカガヤクに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハイタフネスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバトルジュディスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマジョリーフェアに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のいぢま記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。