ブライティアパルス（2005年生、母ストームサンデー）

ブライティアパルス（2005年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋波動」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイタクリーヴァ（当時8歳）と交配したストームサンデーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地20戦6勝2着1回。2008年の秋華賞(牝G1)で4着に入った他、2010年のマーメイドステークス(牝ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月16日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロフローラをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

2月16日、中8週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

7月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブーケフレグランスに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、逃げるヤマニンイグナイトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でバテずに粘り続けて、最後は2着のタガノグラマラスをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

10月19日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（5戦3勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2009年）

9月12日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡康太騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月21日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤岡康太騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤岡康太騎手（8戦3勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でひたむきに粘り続けて、最後は2着のメジロラフィキに2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2010年）

2月21日、中7週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のマイネプリンセスをクビ差振り切って5勝目をマークした。

3月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、メイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月20日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセラフィックロンプをクビ差だけ差し切って重賞ウィナーの仲間入りを果たした。

10月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（10戦5勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（11戦5勝）。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（12戦5勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6歳（2011年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（13戦5勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。