ユキノハンサム（1992年生、母タケノハッピー）

ユキノハンサム（1992年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時13歳）と交配したタケノハッピーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中哲実。戦績は、中央平地17戦5勝2着2回。1997年のバレンタインステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

12月9日、デビュー戦は藤原英幸騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

4歳（1996年）

2月11日、中7週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオキノテンフォーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原英幸騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナリタワカクサを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原英幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原英幸騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のテレマティークを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で藤原英幸騎手（8戦2勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピカランドを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて優勝

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のアローアゲインに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（9戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（1997年）

1月18日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（10戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

2月22日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイキフラッシュに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

3月23日、中3週で迎えた17戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、タイキフラッシュに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。