ノボサクラ（1997年生、母マルスクラウン）

ノボサクラ（1997年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時7歳）と交配したマルスクラウンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回、地方15戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田扶美子から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、土田扶美子から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、池ばたによって525万円で落札された。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドリームセイコーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

3歳（2000年）

2月5日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサンフィネスをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

5月14日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で谷中公一騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で谷中公一騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で谷中公一騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で谷中公一騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2001年）

3月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で谷中公一騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で谷中公一騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月7日、連闘で迎えた18戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで崩れずに走り抜いたが、キヨカに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（12戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。最後はタマタイトスポットと並んで13着同着となった。

11月24日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

5歳（2002年）

4月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、東北ペプシコーラ杯（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、楽楽代行社開業15周年記念（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は須田英之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったタワリングドリームからクビ差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、サンクス長井四ツ谷店記念（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、やぎ座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた29戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、つる座特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた30戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデ戦のレダ特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月29日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、アイーダホーン特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1六七八（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。