アポロリバティー（2006年生、母ピサノダイヤ）

アポロリバティー（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋自由。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したピサノダイヤが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鎌田正嗣から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、鎌田正嗣から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャパンホーストレードによって525万円で落札された。2歳のとき、大作ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、アポロサラブレッドクラブによって861万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のニュージーランド賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したヒラボクエクセルを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったピサノエグゼにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2009年）

2月14日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラドラーダに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。