ミチシオ（2001年生、母スルーオベスト）

ミチシオ（2001年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「満ち潮」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時7歳）と交配したスルーオベストが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木直孝。戦績は、地方29戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のシクラメン特別。

経歴

デビュー前

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

11月5日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は493kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイシノヒリュウに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1390m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルダンサーをハナ差振り切って制した。

12月30日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦のシクラメン特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒノモトフジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（2004年）

2月12日、中5週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅梅特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のドラゴンシャークをクビ差振り切って負け知らずの4連勝を決めた。

3月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの’04雲取賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は有年淳騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月21日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、初凪特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、節分賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた11戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月8日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の競馬総合チャンネル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月6日、中0週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の日刊スポーツ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、パール賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（4戦3勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファサクセスを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

7月31日、中4週で迎えた16戦目は、ジュライ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を爆発させて、最後は2着のラヴァリーラスターに1馬身半の差をつけて優勝

12月8日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、冬木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（6戦5勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（7戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月20日、中2週で迎えた19戦目は、白富士賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた20戦目は、風花賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（9戦5勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエーピーレインボウに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中6週で迎えた22戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、プレセペ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（10戦5勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月28日、中2週で迎えた25戦目は、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（11戦5勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月31日、中8週で迎えた26戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（12戦5勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（13戦5勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた28戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（14戦5勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、クリスマス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（15戦5勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。