ヤマニンスパングル（1996年生、母ヤマニンナツソー）

ヤマニンスパングル（1996年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時9歳）と交配したヤマニンナツソーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地29戦3勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月31日、デビュー戦は白浜雄造騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコウユーミライをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月19日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2000年）

3月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノサンサンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のローランボクスターに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

7月16日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はダンツシャネルと並んで11着同着となった。

8月20日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

11月26日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた20戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（11戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

5歳（2001年）

1月14日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（12戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（13戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（14戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（15戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（16戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（17戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。