トウキチロウ（2020年生、母クランベリー）

トウキチロウ（2020年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より。本馬の誕生日より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したクランベリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は株式会社サンデーヒルズ。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

蛯名正義厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴァナルガンドに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月12日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクレシューズを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミユキザストロングに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤穂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。