ハネダアルテミス（1997年生、母プリンセスゲイル）

ハネダアルテミス（1997年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時23歳）と交配したプリンセスゲイルが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井征文。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、筒井征文から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、筒井征文から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって609万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

6月20日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したエイガリュウセイにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月4日、中5週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウキョウマンボに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月21日、中5週で迎えた8戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3歳（2000年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4歳（2001年）

1月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、紅梅特別（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた20戦目は、マルチステップ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた22戦目は、フレンドリーカップターフ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（9戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（10戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（11戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた25戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5歳（2002年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。