アクロスザシーズ（2021年生、母クインオブザシーズ）

アクロスザシーズ（2021年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「海を越えて、海のかなたに。母名および父の戦績より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時12歳）と交配したクインオブザシーズが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月1日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

9月3日、中8週で迎えた2戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3歳（2024年）

1月14日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

4月20日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川奈穂騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したマックスセレナーデを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月29日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、パール賞（園田ダート1230m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。