エーデルブルーメ（2019年生、母アーデルハイト）

エーデルブルーメ（2019年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「高貴な花(独)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したアーデルハイトが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月2日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2022年）

1月22日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったサクセスドレークにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウブレゲに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月27日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのミモザ賞（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったラブパイローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月21日、中7週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったルミネイトにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

7月16日、中7週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月15日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエコルフリューゲルに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2023年）

6月25日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北海ハンデキャップ（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエルディアブロに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

8月26日、中8週で迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月28日、中8週で迎えた12戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5歳（2024年）

1月8日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したデビットバローズに半馬身届かず2着となった。

3月3日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシェイクユアハートに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。