マルブツミラー（1996年生、母オーディシャス）

マルブツミラー（1996年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時21歳）と交配したオーディシャスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。1998年の京都3歳ステークス(オープン)で2着に入った他、1998年の中京3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアプレタルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月6日、連闘で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレーヴユアハートを豪脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったオースミブライトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2000年）

4月23日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず17着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。