ウイングアンナ（2016年生、母カプリースレディー）

ウイングアンナ（2016年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時13歳）と交配したカプリースレディーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼斉藤牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月2日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

10月10日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月8日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったカーブドシールに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヨコハマダンディーに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブラックアンバーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月15日、中2週で迎えた10戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月24日、中9週で迎えた11戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたメイショウレオネス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ナチュラルシンジュに交わされて2馬身差の2着となった。

5歳（2021年）

1月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、メイショウクチナシにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月16日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月4日、中6週で迎えた27戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったナリタサフランに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C3二（園田ダート820m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアトーノに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月15日、中3週で迎えた29戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6歳（2022年）

1月13日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。