コスモアルカサル（2000年生、母セビリアローズ）

コスモアルカサル（2000年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋セビリアにあるお城」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時20歳）と交配したセビリアローズが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳F12。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、村上牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって157.5万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

3歳（2003年）

1月21日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月15日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳F1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F12（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた10戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳F12（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパレスサンドラを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中5週で迎えた11戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳T2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月15日、中0週で迎えた13戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

4歳（2004年）

1月3日、中0週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。