テツノフミオー（1993年生、母キタノユウキ）

テツノフミオー（1993年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリヴリア（当時11歳）と交配したキタノユウキが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地27戦4勝、中央障害3戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の稲荷特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

5月26日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月3日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンバタントに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4歳（1997年）

1月12日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグネスサンデーに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた14戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセフティグランダーに1馬身の差をつけて制した。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

11月8日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた21戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の高砂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

5歳（1998年）

1月10日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝2000m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（11戦2勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイブキウッドマンをクビ差振り切って雨中の戦いを制した。

2月14日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（12戦3勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月7日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた27戦目は、5歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（14戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた28戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタガノゲールから半馬身差の2着となった。

6月7日、中2週で迎えた29戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月11日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のデピュティスズカに2馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6歳（1999年）

10月27日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた31戦目は、田中浩晃騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。