ディスグラース（2013年生、母アイスドール）

ディスグラース（2013年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「１０×アイス（仏）。母の１０倍活躍してほしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時6歳）と交配したアイスドールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方12戦1勝。主な勝ち鞍は2017年のターフチャレンジ二組(一般B2)。

経歴

デビュー前

8歳のとき、MKアセットから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ヤマイチ牧場によって187万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月23日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2016年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトモジャハリーフにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた7戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ホワイト騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2017年）

7月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、ファイヤーワークスカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた19戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、南部牛追唄全国大会賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、ターフチャレンジ二組（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスターズレディに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月30日、中1週で迎えた21戦目は、もみじ賞（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた22戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。