ドゥーアール（2013年生、母ウインクパール）

ドゥーアール（2013年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「二つの絵（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したウインクパールが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年のスパイラルカーブ賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八木明広から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、八木明広から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、M・Kenichiホールディングによって648万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

9月6日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳C2三（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のフォールドインに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2016年）

3月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳戦の春光賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のフォールドインを3/4馬身振り切って優勝

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の盛岡三大麺盛岡じゃじゃ麺賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、テルノマイヒメにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のあきた乗馬クラブ杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴァンクルに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の西和賀町錦秋湖湖水まつり賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったフォールドインを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の横手十文字さくらんぼまつり賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビクターウィナーに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

7月20日、中4週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロイヤルフォンテンに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイリュウアマゾンに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月7日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の桔梗賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたチャロレイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたワンダフルワンダー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2017年）

1月9日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、睦月賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のディヴェルシオーネに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月8日、中3週で迎えた15戦目は、如月賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、べに梅賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドゥラセアに2馬身の差をつけて制した。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のブリアンナをクビ差振り切って9勝目をゲットした。

4月12日、中3週で迎えた18戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた19戦目は、ドリームリレーin船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた20戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の房総びわ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、スパイラルカーブ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のウォースピリッツに1馬身半の差をつけて優勝

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のトマト特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.4）（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、大福山特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のケンタウルス特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。