ファイアンクランツ（2022年生、母カラフルブラッサム）

Feiern Kranz

2022.03.29

ファイアンクランツ（2022年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「祝福の花環(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時10歳）と交配したカラフルブラッサムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の青葉賞(G2)で2着に入った他、2024年の札幌2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

7月28日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロパシックに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中4週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3歳（2025年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウィクトルウェルスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でR.R.キング騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた6戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエネルジコ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月15日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。