オトリコミチュウ（2016年生、母ゴールドヴァレー）

オトリコミチュウ（2016年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「平時とは異なる様子でばたばたしているさま」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時15歳）と交配したゴールドヴァレーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、内田玄祥によって399.6万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

11月18日、中7週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に敗れた。

3歳（2019年）

1月12日、中7週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月24日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

4月27日、中8週で迎えた8戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた10戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンのよみうりランドプールWAI☆オープン!賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のサンフラワー賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で臼井健太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた14戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のコンドルパワーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月9日、中0週で迎えた15戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は臼井健太郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月24日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。