フジノサッチャー（2004年生、母フジノプログレス）

フジノサッチャー（2004年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの政治家名」。毛色は青毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したフジノプログレスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上D6三。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月31日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月20日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく18着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳F3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月24日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマタカリューを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月4日、中7週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。