ニホンピロホウオー（2010年生、母ニホンピロポリーナ）

ニホンピロホウオー（2010年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチホウオー（当時6歳）と交配したニホンピロポリーナが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方6戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月17日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた3戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ミキノノボリリュウに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ナムライットウセイにクビ差交わされて2着となった。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月31日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

10月3日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、マコトエクサルシスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマスアルコバンに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパトロクロスに1馬身半の差をつけて優勝

11月20日、中2週で迎えた17戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヒシストーミイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッドコサージュを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったブラックファントムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。