メジロベイシンガー（2001年生、母メジロストーク）

Mejiro Basinger

2001.05.30

メジロベイシンガー（2001年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋アカデミー賞助演女優賞受賞者（Ｋ．ベイシンガー　１９９７）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時14歳）と交配したメジロストークが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害13戦4勝2着3回。2005年の中山大障害(JG1)で3着に入った他、2007年の東京ハイジャンプ(JG2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3歳（2004年）

3月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた5戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月29日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルデフィーからクビ差の2着となった。

2月26日、中3週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアイガイセンに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロアトラスに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月9日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルユニバースに1馬身3/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

12月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本康志騎手（7戦3勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロオーモンドから半馬身差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた18戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で山本康志騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（2006年）

4月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 晴/良）に牝馬ながら61.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で山本康志騎手（9戦3勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6歳（2007年）

5月19日、約13か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は11戦連続で山本康志騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた21戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本康志騎手（11戦3勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルシーエイタイムから7馬身差の2着となった。

12月1日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本康志騎手（12戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンペキンに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。