サグレス（2011年生、母カラベルラティーナ）

サグレス（2011年1月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ポルトガル海軍の帆船名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したカラベルラティーナが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月24日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレンチフェローを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3歳（2014年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

12月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（2015年）

2月8日、中7週で迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 小雪/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、アカネイロにクビ差交わされて2着となった。

4月18日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月30日、中5週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月14日、中9週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5歳（2016年）

2月14日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4月16日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月14日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で黛弘人騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6歳（2017年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 小雪/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月30日、中6週で迎えた22戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、爽春特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、爽籟賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、月光賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、おいでよ!湘南にのみや杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ホオジロ賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月6日、中0週で迎えた27戦目は、シティサポートよこすか特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のポインセチア賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。