ユキノフェアリー（1999年生、母ユキノショウリ）

ユキノフェアリー（1999年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時7歳）と交配したユキノショウリが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地33戦2勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

新山広道厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2001年）

7月2日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトウキョウピストルをハナ差制して初勝利を挙げた。

8月19日、中6週で迎えた2戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2002年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月20日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず最後はサウスリバティーと並んで8着同着となった。

6月22日、中2週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の売布特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウドバイにハナ差届かず2着となった。

8月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月5日、中5週で迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るタバスコキャロルを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4歳（2003年）

6月22日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた23戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

8月31日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（10戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（11戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のミステリアスアートに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5歳（2004年）

5月29日、約7か月半の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（13戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた33戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。