スズノミヤビオー（1999年生、母スズノミヤビ）

スズノミヤビオー（1999年5月22日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時20歳）と交配したスズノミヤビが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原哲雄。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の八坂特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月3日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

9月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトウカイステップに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグレイスマッシュをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライオントレジャーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウインシュナイト決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

11月8日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5歳（2004年）

12月11日、約13か月半の休養明けで迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

6歳（2005年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。