アヴェンタドール（2010年生、母ラヴィングサンデー）

アヴェンタドール（2010年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペインの闘牛で有名な牛の名前」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したラヴィングサンデーが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の雪印さけるチーズ特別(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、レキシントンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は524kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3歳（2013年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月28日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた9戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニイカップクイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、雪印さけるチーズ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミネサランサジャに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月7日、中6週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

4歳（2014年）

1月25日、中6週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

6月15日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。