ケイアイサンデラ（2020年生、母クインズミリセント）

ケイアイサンデラ（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+十二神将の一神」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したクインズミリセントが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林真也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3歳（2023年）

1月9日、中9週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンデルナゴルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月14日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルエンペラーに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

4歳（2024年）

1月7日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ゴールデンスナップにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

2月25日、中6週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り小雨/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のリンフレスカンテに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

5月5日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシェイクユアハートをハナ差振り切って4勝目を獲得した。

10月6日、中3週で迎えた15戦目は、G2の農林水産省賞典京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（9戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。