オレンジフィズ（2018年生、母シャンボールフィズ）

オレンジフィズ（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したシャンボールフィズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のスイートピーステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、KSResearchによって5,832万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイサウザンアワーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3歳（2021年）

3月20日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月11日、中9週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2022年）

9月18日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月22日、中4週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5歳（2023年）

2月19日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

10月21日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた11戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。