オベロン（2010年生、母ナイトアットオペラ）

オベロン（2010年1月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「オペラ作品名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したナイトアットオペラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害9戦1勝。2014年の京都ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,600万円（65万×40口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月10日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

4月14日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4歳（2014年）

3月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた10戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月18日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた12戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザアルファに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月12日、中7週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

12月6日、中3週で迎えた16戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2015年）

3月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 小雨）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。