ダイコクイモン（2009年生、母フリートゥビー）

ダイコクイモン（2009年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「七福神の大黒天＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したフリートゥビーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月18日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 雪/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月22日、中3週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アポロダッシュに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクリノタイコウを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ネオファッショに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、初雪特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラヴァリーボヌスに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

5歳（2014年）

6月28日、約17か月半の休養明けで迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた12戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。