オレンジハーベスト（2002年生、母オレンジシェード）

オレンジハーベスト（2002年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オレンジの収穫。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したオレンジシェードが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の桑折特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,200万円（80万×40口）で一口馬主が募集された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

4月30日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月25日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるジョリーノエルを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったコヴェントガーデンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線に入ると、前で粘るスナークボーイを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4歳（2006年）

1月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマコトジョワイユーを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。