ケンザゴールド（1995年生、母Marston's Mill）

Ken the Gold

1995.05.17

ケンザゴールド（1995年5月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のHoratius（当時20歳）と交配したMarston's Millが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月9日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3歳（1998年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したホッコーアンバーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したオグリコマンダーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウチュウノキセキにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニホンピロブレントにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメモリーベイツを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。