キングオブビースト（2002年生、母キルクー）
King of Beast
2002.03.12
キングオブビースト（2002年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「百獣の王。父のように怪物と呼ばれるように」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したキルクーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害3戦0勝、地方17戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の桂浜特別(一般B C)。
経歴
デビュー前
サラブレッドクラブライオンにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。
崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2004年）
11月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。
11月27日、中1週で迎えた2戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい18着に敗れた。
3歳（2005年）
5月14日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。
9月4日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。
10月22日、中6週で迎えた5戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。
11月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。
4歳（2006年）
1月22日、中9週で迎えた7戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。
8月26日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。
9月9日、中1週で迎えた9戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
11月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般F4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
12月10日、中1週で迎えた11戦目は、日登美結婚して裕特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンセスターに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
5歳（2007年）
1月1日、中2週で迎えた12戦目は、凧上げ特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アンセスターに交わされて1馬身差の2着となった。
1月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、寒桜特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンセスターに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
2月4日、中2週で迎えた14戦目は、立春特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイショウクラマに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
2月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般E4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベイステートミラーに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。
3月10日、中2週で迎えた16戦目は、桂浜特別（高知ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のドッグソウレインボをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。
3月24日、中1週で迎えた17戦目は、蘭春特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。
4月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般D4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
4月30日、中1週で迎えた19戦目は、りんちゃん誕生日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボストンフミオーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
5月27日、中3週で迎えた20戦目は、一般D3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キングステイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
6月3日、連闘で迎えた21戦目は、一般C Dイ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアタゴキャロットに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
6月23日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキクノミューゲをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。
8月4日、中5週で迎えた23戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼネラルビスティーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
8月14日、中0週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のショックウエーブに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
9月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インディアインクに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
10月20日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。