グランボンシャンス（1999年生、母テンザンタカネ）

グランボンシャンス（1999年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリエイター（当時13歳）と交配したテンザンタカネが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は及川幸夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月24日、デビュー戦は佐藤年毅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた2戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスイートローダンセにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライトファイアを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月27日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノックアウトを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリールエンペラーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンバンザイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、中3週で迎えた13戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月2日、中0週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月15日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。