オウトラヴェス（2011年生、母ユメノティアラ）

オウトラヴェス（2011年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「再び（ポルトガル語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時10歳）と交配したユメノティアラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2014年のアデュー2014賞(一般B2四 B3一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田恭司から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ターフマネジメントによって157.5万円で落札された。2歳のとき、大作ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノーザンファームによって1,270.5万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月10日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

12月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2014年）

2月1日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月19日、中7週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキネオレジェンドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月28日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、アデュー2014賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレットザキングを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、うぐいす賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月21日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

6月2日、中5週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた16戦目は、ミルキーウェイ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月14日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、三番叟特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。