スイートイデアル（2012年生、母スイートカトマンズ）

スイートイデアル（2012年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋理想的な（仏）」。毛色は栃栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時15歳）と交配したスイートカトマンズが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2016年の一般C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

石井勝男厩舎（船橋）へ入厩。

4歳（2016年）

2月15日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、4歳C3（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は451kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったベルディオサに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中2週で迎えた2戦目は、4歳C3（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカモミールに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月29日、中2週で迎えた3戦目は、一般C3八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3八九（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトウカイプリーズに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、よみうりランドグッジョバ!!賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月23日、中6週で迎えた6戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデトネイションを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定戦のカスミソウ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、結婚一周年記念竹内芳男美和夫妻永遠に（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したスタチューにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、1杯飲めば大当たり!?バリキング特別発売（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本橋孝太騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハクユウジャックを半馬身振り切って3勝目をマークした。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5歳（2017年）

1月22日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

7月30日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で伴啓太騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた16戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルカナルブルーに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、香港から四人友達初来日記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマテルドロローザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月27日、中2週で迎えた18戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエネルワンダーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。