ナムラオシリス（2003年生、母フジミソレント）

ナムラオシリス（2003年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エジプト神話の神。冥界の支配者」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したフジミソレントが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地14戦3勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月6日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパレストップガンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2006年）

6月17日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はダイワインパクトと並んで10着同着となった。

7月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

4歳（2007年）

1月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のトレノラピドに1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。

2月24日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月5日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、’07メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

7月1日、中3週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のアポロダヴィンチをクビ差振り切って制した。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた15戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。