エスプリダンディー（1984年生、母トッププロスパー）

エスプリダンディー（1984年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時9歳）と交配したトッププロスパーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月23日、デビュー戦は佐藤照雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は536kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた2戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3歳（1987年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサンロイヤルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグルメスポートに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月24日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下の露草賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4歳（1988年）

7月9日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、5歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島芝1700m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。