マハヴィル（2015年生、母マトゥラー）

マハヴィル（2015年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『偉大な英雄』の意味を持つ人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時14歳）と交配したマトゥラーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2019年の浄土平特別(500万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月4日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のルベライトに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月4日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったエイシンデジタルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.アヴドゥラ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月3日、中8週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

4歳（2019年）

4月6日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルベレーロに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイネルキラメキにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月11日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日高特別（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2020年）

1月26日、中8週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの壇之浦特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2月29日、中4週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月2日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

7月4日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北海ハンデキャップ（函館芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月9日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの支笏湖特別（札幌芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6歳（2021年）

5月1日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた21戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

7月25日、中9週で迎えた22戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。