ルクシオン（2018年生、母ヘヴンリーヴォイス）

ルクシオン（2018年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「質量が0であり真空中で常に光速で運動するすべての素粒子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したヘヴンリーヴォイスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者はストームファームコーポレーション。2020年の福島2歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ストームファームコーポレーションから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって216万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額720万円（1.8万×400口）で一口馬主が募集された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月15日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアイアンムスメに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサニーオーシャンをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

12月13日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2021年1月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。