ヒシバローロ（2008年生、母ヒシショウコ）

ヒシバローロ（2008年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアの高級ワイン」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したヒシショウコが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

3歳（2011年）

4月3日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月6日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアバンチュールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったマヤノチェラブに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の月の祝日（フィーナ記念日）（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアサケマックスに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカントリーギャルに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったタイセイブーケに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、長谷川杯争奪・アンチエイジング（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマヤヴィーナスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

1月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。