ニシエイコメット（2008年生、母クイーンブルー）

ニシエイコメット（2008年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋彗星」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時11歳）と交配したクイーンブルーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方21戦0勝2着5回。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

3歳（2011年）

4月3日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた10戦目は、せせらぎの里日高町賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったバルヴィッテスにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、コスモレーヴドールに交わされて1馬身差の2着となった。

8月10日、中2週で迎えた15戦目は、サッポロネクターサワー賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハーバーネイチャーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブロジックを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、サッポロドラフトワン賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた22戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた24戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ヘリオスビスティーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2012年）

3月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、いわき市復興支援（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月15日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。